このハンマーブログの読者の方々は、すでに苫米地式コーチングについて多少の知識をお持ちだと思います。
コーチングという言葉を初めて知った頃と比べて、コーチンングに対する印象は変わったでしょうか?
私は苫米地式コーチングに出会う前は、コーチングというのは個人の仕事やスポーツでのパフォーマンスを向上させる対話技術というくらいにしか思っていませんでした。
単純に、人は努力するにしても、その努力の仕方を変えるだけで随分と結果が違ってくるはずだという前提を持っていたのかも知れません。
苫米地式コーチングでは、努力などと言う前に、そもそもあなたは、他人があなたに見せたい世界を見ているだけかもしれない、と言います。
スコトマ(盲点)の原理ですね。
ここでは、スコトマの原理について詳しく説明しませんが、要するに全部見えているつもりでも、自分にとって重要な情報しか認識できないということです。
ここで問題となるのは、あなたにとって重要なものが、他人によって決められている可能性が否定できない!ということ。
あなたは成長する過程で、親、兄弟、学校の先生など権威を持った人たちから、これが正しい、こうすべきという情報をたくさん受け取って、全部ではないにせよ、受け入れてきています。
それ以外にも、マスコミなどを通じて、企業や政府にとって都合のよい情報をさんざん浴びせられていることも否定できないでしょう。
ということは、あなたの見ている世界は、すでに歪められているのです。
このことは、苫米地式コーチングではとても重要なポイントです。
あなたが自分の人生の主導権を握って生きて行くには、自分のマインドをきちんとコントロールしなければなりません。
だから、苫米地式コーチングでは、コーチングのことをマインドを上手に使うための技術であるというのです。
いまウクライナでの戦争や台湾有事がニュースで取り上げられていることもあり、その中で情報戦、認知戦という言葉も普通に使われるようになって来ました。
そんな時代だからこそ、人々の認知空間を扱うコーチングは、今を生き抜くためのど真ん中にある技術なのです。