ベネログが提供するコーチングは、認知科学の知見を踏まえ体系化された苫米地式コーチングです。 最大の特徴は、「現状の外側」にゴールを設定すること。 そして、クライアントの過去ではなく未来にのみ関心を持って関わっていきます。 これまでどのような過去を生きてきた人であっても、クライアントが本来持っている無限の可能性を信じ、思い描いた未来が実現するよう全力で支援します。 あなたがマインドの力で未来を切り開いていけるように。 コーチングはカウンセリングと同じではありません。カウンセリングはどちらかというと過去の問題を扱いますが、コーチングはクライアントの未来にしか興味がありません。過去に興味がないどころか、未来に過去は一切関係ないと捉えます。また、コーチングはクライアントが抱える不安や不満を対処療法的に解決するための方法でもありません。人生を丸ごと変えてしまうのが、苫米地式コーチングです。 コーチングは科学 「コーチングは科学である。」これは苫米地英人博士がコーチングについて語る際に常に強調することです。「コーチングは文系ではなく、理系」という言い方をすることもあります。いずれにしても、苫米地式コーチングが認知科学をベースに開発されていることを考えれば、当然の言説だと言えます。では、「認知科学」とはどういう科学なのでしょうか。世界最高峰のコーチングメソッドと言われる苫米地式コーチングを理解していただくために、少し説明してみたいと思います。認知科学は、いま現在進行形で私たちの仕事や生活に大きな影響を与えつつある人工知能(AI)を研究する過程で発達して来た学問です。そして、『人工知能とは、人間の脳が行うことを機械でやろうという試み※』です。要するにAIは、人の脳のような働きをする機械として研究、開発されて来たわけです。もっとくだけた言い方をすると、「AIは脳に似せた巨大なコンピューター」と言えるでしょう。 そのAI研究の初期には、まず、『人間の心理を機械にどう理解させるか、あるいは人間が使う自然言語を機械にどう理解させるか※』が大きな課題でした。人間の心理と言っても、当時の心理学はまだ認知科学以前のもので、いわゆる行動主義とか構造主義とか言われるパラダイムで人の心が研究されていました。簡単に言うと、心の中がどうなっているのか、どのように働いているのかはブラックボックスのままで、外からの刺激(入力)に対する反応(出力)を見て(入力と出力の関係を見て)、心を理解しようとしていました。例えば、苫米地博士がよく引き合いに出す「人間とは何か、どんな存在か」という例で説明すると、次のようになります。『「人間を一回殴ったら驚いた。二回殴ったら怒った。三回殴ると死んだ」という観察結果から、「人間とは一回殴ると驚き。二回殴ったら怒り。三回殴ると死ぬという存在である」と定義※』できるというような考え方です。少し極端な例ですが、これとあまり違わない考え方のもとで実際に研究が進められていました。でも、さすがにおかしいだろうということで出て来た新しいパラダイムが認知科学(Cognitive Science)であり、機能主義(Functionalism)です。認知科学は『1970年代後期から1980年代初頭ぐらいの頃※』に登場しましたが、『刺激による反応ばかりを見るのではなく、心とか脳の「機能」に着目※』します。機能=function(ファンクション)だから、機能主義(ファンクショナリズム)です。そして、ファンクションなのであれば、心の働きを「関数」(必ずしも、数式で表せるという意味ではありません)で表せるのではないかということで、コンピューターでAIを実現しようという動きが一気に進みました。あらためて整理すると、認知科学とは『心とか脳の働きを関数で書き表すことができると考えて、研究する学問ということです。※』 さて、苫米地式コーチングではマインド(脳と心)の働き、すなわちファンクションへの理解が前提となっています。クライアントのマインドがどのように働いているのか、それをファンクションとして機能主義的に理解しようとします。 だから、コーチがクライアントに対して、こんな働きかけや質問をした時にこういう効果があったなどという「刺激と反応」についての情報を集めた質問集やテクニック集は苫米地式にはありません。 では、認知科学者が人のマインドについてどれくらいまでファンクションを理解しているのかというと、コーチの私はその答えを持ち合わせていません。ただし、クライアントが心から達成したいと思う現状の外側のゴールを見つけ、実際に達成していくプロセスに関わるファンクションについては熟知しているというのが、苫米地式コーチングのコーチです。 ※の箇所は「認知科学への招待」 Kindle版(苫米地英人著)より引用 苫米地式コーチングの 最重要キーワード 現状の外側のゴール設定 現状の外側というのは、あなたがこれまで慣れ親しんできた世界の外側と言えるでしょう。あなたは現状の外側の世界を想像できるでしょうか?苫米地式コーチングでは、ゴールはそのような場所に設定するのです。もし現状の外側にゴール設定するのが難しいと感じても、心配する必要はありません。なぜなら、あなたのゴール設定を支援するためにコーチがいるのですから。 エフィカシー 自己のゴールに対する達成能力の自己評価をエフィカシーといいます。あなた自身が設定したゴールをあなたが達成できると、自分で高く評価している状態を「エフィカシーが高い」といいます。ゴール達成にとって重要なのは、どんな時でもエフィカシーを下げないことです。コーチは、あなたがエフィカシーを高く保ち続けられるように支援します。 バランスホイール 設定するゴールは一つだけではありません。人生の様々な領域に満遍なく複数を設定します。例えば、職業、ファイナンス、家庭、健康、趣味、生涯学習、社会貢献などが含まれます。その他、「オーセンティック・コーチング2026 〜本物のコーチング〜(苫米地英人著)」では抽象度、リーダーシップ、エソテリシティの3つのカテゴリーが加わりました。それら複数のゴールを上手に設定するための便利なツールとしてバランスホイールを用います。(参考)NOTE記事:「ゴールは人生の様々な側面に複数を設定する 〜バランスホイールの使い方〜」 他にも重要なキーワードがたくさんありますが、この3つは特に苫米地式コーチングの中心的な概念です。 現状の外側は、普通はなかなか見ることが出来ません。だから、実際には現状の外側にゴールを設定することはとても難しく、しかもゴールは複数あります。 また、複数のゴールを設定できたとしても、そのゴールに紐付いた新しいコンフォートゾーンに臨場感がわかなければ、ゴールへ向かうエネルギーを生み出すようにホメオスタシス(恒常性維持機能)が働きません。 さらに、エフィカシーは自分のことなので自分で勝手に「私はできる!」と思えば良いのですが、なぜか私たちは自分の評価を高く保つことが難しいのです。 このように一見すると簡単そうに思えることが、実は非常に難しい。だから、コーチのサポートが大きな意味を持つのです。 人生に一度はコーチングを 人生は山あり谷あり。いい時もよくない時も、マインド(脳と心)の使い方次第で、そこで得られる体験や結果が変わります。苫米地式コーチングは、24時間365日、やりたい事をやりたいだけやる人生を実現してくれるメソッドです。だから、たとえ今あなたがそれなりに幸せでも、目の前にある不満や悩みが深刻でも、あるいは大したことがなくても、人生に一度はコーチングを受けることをおすすめします。 特に、例えばこんな人は今すぐコーチングを受けて、できるだけ早く一歩先の人生のステージへ進みましょう。 チャレンジするなら今しかない 新しいことにチャレンジするのは勇気がいるもの。何を始めるかは決めていても、最初の一歩がなかなか踏み出せない。少しの後押しと、次々に現れるであろう困難を乗り越えていくための心の支えが欲しい。 ひとつ上の世界を見てみたい 人によってビジネス、スポーツ、学問など活動している領域は様々だ。自分のいる世界でこれまで日々奮闘して来たが、もうひとつ上の世界を見てみたい。自分一人でやれることはやって来たし、周りの頼れる人にも相談して来たが、なかなか壁を打ち破れていない。すでに手詰まりな感じだ。さらに、たくさんのセミナーにも参加したり本も読んで知識は蓄えたし、巷でコーチングと言われているものも受けてみた。でも今のところ、あまり変化が起きていない。 このままでいいのか、私 仕事もプライベートもそこそこ充実しているし、それなりにやりがいもある。でも、たまにふと物足りなさを感じることがある。もっと何か熱中できるものがあるのだろうか?それが何であるかは分からないが、有るのであれば見つけてみたい。 結局のところ、心の壁を打ち破って、新しい世界へ飛び出していくのはあなた自身です。でも、不安に思う必要はありません。もし、クライアントの利益100%で向き合ってくれるコーチがそばに居れば、あなたはマインドの使い方という武器を持って、安心して力強く前進していけるでしょう。 SNSやNOTEの他に、メルマガでもコーチングに関する話題で情報発信しています。購読したい方は、こちらからメルマガ登録ページへアクセスしてください。 パーソナルコーチング コーポレートコーチング コーチになるには? 苫米地式コーチング関連書籍 一生に一度受けるだけで、大きく人生が変わってしまうこともある苫米地式コーチング。そのコーチングを受けるという大きな決断をする前に、もっとよく苫米地式コーチングのことを知りたいという方のために、代表的な関連図書をいくつかご紹介します。 ■オーセンティック・コーチング2026 苫米地英人 (著) クリック 本書は、ルー・タイス直伝の原理を継承しつつ、現代の社会構造とテクノロジーに対応した「次世代コーチング」の決定版です。バランスホイールを用いて設定するゴールのカテゴリーとしてあらたに抽象度、リーダーシップ、エソテリシティが加わりました。 苫米地博士とルー・タイス苫米地英人博士がコーチングに関わるようになったきっかけは、米国ワシントン州生まれの能力開発の世界的権威と言われたルー・タイス氏との出会いでした。ルー・タイス氏は高校教師兼アメリカンフットボールコーチを経て、独立して教育機関を立ち上げ、そこで初期のコーチングが体系化されました。そのため、ルー・タイス氏は、コーチングにおける元祖コーチと言える人です。彼のコーチングメソッドは、1970年頃からビジネスの世界で使われるようになり、その時々の科学者が発見した知見を取り入れながら、精緻に理論化され、より再現性が高いものに改良が加えられて提供されてきました。当時は、歴代のアメリカ心理学会トップが監修していました。ルー・タイス氏のコーチングメソッドは、その使いやすさと効果の高さから、世界の6大陸60カ国で多様な言語に翻訳され、650万人以上の人が受講して、大きな成功をおさめています。米国では、経済誌「フォーチュン」の企業番付であるフォーチュン500に名を連ねる代表企業の62%に採用されてきました。また、米国各州政府、NASA、警察、刑務所、小中高等学校、大学などの教育プログラムに使用されてきました。さらに、オリンピックチームやプロのスポーツチームにも導入され、数々の目覚ましい結果を残しています。苫米地英人博士は、晩年のルー・タイス氏から最新の認知科学、機能脳科学の成果を反映するようにとの指示のもと、プログラムの書き換えを徐々に進めてきました。時には苫米地博士が一人で作ったり、ルー・タイス氏と二人で作ったり。ルー・タイス氏が2012年にこの世を去ってからは、時代の状況を見ながらもっぱら苫米地博士が一人で書き換えを進めてきました。元々、認知科学、機能脳科学の分野では世界の第一線で活躍されてきた苫米地博士。1990年代には脱洗脳で、また最近では認知戦でも第一人者であることが一般にも知られるところとなって来ました。最近、苫米地博士はXで以下のようなポストをしています(抜粋)。『ただ、いつのまにか、大学やコーチング関係者だけでなく、シンクタンク、政府関係、軍関係、教育関係の大物達にまで、もっと幅広く私が講義する立場になっている。先週もワシントンD.C.で各界の重鎮に2時間の講義をして来たばかり。こちらはコーチングではなく認知戦の講義だが、基本は同じ。ゴールを自分で設定するお手伝いをすればコーチング、他人が設定すれば洗脳、それを超並列的にすれば認知戦。理論とコア技術は同じ。もちろん、洗脳研究も認知戦も私の長年の研究分野。コーチングで作り上げて来たノウハウも色々提供を望まれている一方、古いパラダイムは社会リスクも大きい。』(Xアカウント/苫米地英人@DrTomabechi 2025年11月8日ポストより)このような考えのもと、全面的に認知科学のパラダイム(ファンクショナリズム)で書き換えられたメソッドが、『ルー・タイス直伝の原理を継承しつつ、現代の社会構造とテクノロジーに対応した「次世代コーチング」の決定版』としての、最新の苫米地式コーチングです。→コラム「トップオブトップのエグゼクティブためのコーチングメソッド」 ■アファメーション ルー・タイス (著), 苫米地英人 (監修), 田口未和 (翻訳) クリック 苫米地式コーチングの源流であるコーチング・メソッドを米国で作り上げたルー・タイス氏の著書。原著タイトルは、”Smart Talk for Achieving Your Potential”。コーチングの中でも重要なキーワードであるセルフ・トークを主に扱っています。 ■マインドの教科書 田島大輔 (著), 苫米地英人 (監修) クリック 私のコーチングの師である田島大輔グランドマスターコーチの著書。セルフコーチングの基本をステップごとに解説しており、とても理解しやすくなっています。 ■ドリームサポーター 田島 大輔 (著), 苫米地 英人 (監修) クリック 『マインドの教科書』著者の田島大輔グランドマスターコーチが幅広い世代に向けて書き下ろした最新刊。周囲の人たちのゴール達成を応援するドリームサポーターになる方法が学べます。子育て中の方や、教育関係でお仕事をされている方にお勧めです。 重要キーワードに関する記事 (以下は、2024年2月から5月にかけてNOTEに投稿した記事を再構成したものです) ゴール設定で天職をつかむ! (1) ゴールのない人生は、たぶん退屈だと思います。なぜなら、ゴールがなければ見えるものがいつもと同じで、何ら代わり映えがしないからです。#スコトマ#現状の外側のゴール設定 「空間」の多様性を活用する(2) 一人ひとりが違う世界を見ているし、一人ひとり内面にたくさんの「空間」を持っている。#RAS 誰の話に耳を傾けるのか? (3) 誰の話に耳を傾けるのか?誰の言うことに従うのかという意味ですが、組織の中で働く時には誰しも多少は気にかけていることでしょう。 いつもポジティブなセルフトークを (4) 自分自身を過小評価しがちなあなたが、未来に向けて大きく成長したいなら、いつもポジティブなセルフトークを。#セルフトーク#自己イメージ 「チャレンジしてみよう、と言うけれど(5) チャレンジしたいと言いながら、なかなか「外」に出られない!さて、どうするか。#コンフォートゾーン#現状の外側のゴール設定 ポジティブな感情で苦手を克服する(6) あなたも苦手な英語が好きになるかもしれません!苦労した英語学習を振り返りながら書いたので、いつもより長文になってしまいました。#情動記憶#アティテュードとハビット#フリックバック・フリックアップ 2つのリアリティ/最後は臨場感が物を言う(7) なぜコーチはクライアントが未来思考でゴールの世界を描くよう促すのか?#未来思考 #リアリティ#臨場感 #ホメオスタシス#ゲシュタルト #ビジュアライゼーション エフィカシーを高めて無意識を味方にする(8) 例えば、あなたが志望校合格に自信のない数学が苦手な受験生だったとしたら、週末に映画を観に行く誘いを断れますか?#アティテュードとハビット#セルフトーク#エフィカシー ステップ・バイ・ステップからコーチング・フォワードへ(9) 新しいことを始めようと思った時にあなたの能力を最大限に引き出したいなら、ステップ・バイ・ステップではなく、コーチング・フォワードで!#エフィカシー#クリエイティビティ#コーチングフォワード 未来に対して自信を持つ(10) 4月になりました。何か新しい事を始める予定はありますか?根拠なく、「自分にはできる!」と思えますか?#エフィカシー #Want-to#現状の外側のゴール設定#セルフレギュレーション#セルフエスティーム #ドリームサポーター 閉塞感をゴール設定で超えていく(11) 春なのに、閉塞感を感じて憂鬱になっている人はいませんか?#現状の外側のゴール設定 #現状#信念 #ブリーフシステム#ゴールの再設定 エフィカシーを上げて、ゴールに向かう(12) 現状の外側にゴールを設定しただけでは何も起こりません。次にやるべきことは、エフィカシーを高めることです。#エフィカシー #コンフォートゾーン#RAS #スコトマ#自己イメージ #ポジティブな感情 ゴールはたくさんあっていい(13) 職業のゴールだけがゴールではありません。ゴールはたくさんあっていいのです。#バランスホイール#自己イメージ#コンフォートゾーン たくさんゴールが必要なのは(14) 何気なくやってしまっている無意識の判断と無意識の行動を変えるには、ゴール世界に強い臨場感を持つことが必要です。今回は未来の自分に対する臨場感とバランスホイールについて、です。#アファメーション #ビジュアライゼーション#アティテュードとハビット#現状の外側のゴール設定#臨場感 #バランスホイール ゴールのその先へ(15) ゴール設定が難しく感じるかも知れません。なぜなら、ゴールは「現状の外側」に設定するものだから。でも、とにかく一度設定しないことには始まりません。しっくりこなければ、すぐに再設定を考え始めればいいのです。#現状の外側のゴール設定#抽象度 #バランスホイール#ゴールの再設定 より先に、利他のゴールを設定する(16) ゴールは最初から上手く設定できないという理由のほかにも、ゴールを再設定しなければならない大事な理由があります。そして、ただ再設定するのではありません。『抽象度』がキーワードです。#ゴールの再設定#抽象度 コンフォートゾーンを広げた時についた嘘(17) 今のコンフォートゾーンを広げることと、新しいコンフォートゾーンを作っていくことは全く異なることです。もし現状に不満があり根本的に解決したいなら、現状の外側にゴールを設定して新しいコンフォートゾーンを作っていくしかありません。#コンフォートゾーン#ステップバイステップ方式#現状の外側のゴール設定 最新のNOTEの記事は、⬇️のクリエイターページから読むことができます。 ベネログ 古川通大/苫米地式コーチング認定特任マスターコーチ