現状に不満があって、なんとか状況を改善したいと望んでいる人はたくさんいます。
でも、よくよく聞いてみると、状況は変えたいのだけれど、今いるコンフォートゾーンには留まりたいと思っている人が大半です。
果たして今いるコンフォートゾーンに留まったままで、状況は変えられるでしょうか?
確かにコンフォートゾーンを広げれば、プラスの変化を手に入れることができるかも知れません。
でも、それで不満が解消されるでしょうか。
コンフォートゾーンというのは、あなたが重要だと思うものが集まった空間です。
具体的なモノに対する、あれが好き、これが好きという好みもあれば、人付き合いの仕方や、仕事の進め方、家族との関係性、価値観や常識などありとあらゆるあなたにとって大事なものが複雑に絡み合った信念のネットワークのようなものです。
このようにいろんな要素が絡み合っている時に、例えば、仕事上のことだけを切り取って、そこだけ改善しようとしてもそれが難しいことなのは容易に想像できると思います。仕事がうまく行っていない理由の中にも、仕事以外の要素が入っているでしょう。
結局、根本的な不満の解消にはならず、いつまでも不満が残り続けるのがオチです。
だから変化を望むなら、一旦、いまのコンフォートゾーンを作り直すくらいの覚悟をしてください。
コンフォートゾーンは重要なものの集まり・ネットワークなので、一つ要素が変われば、全体ががらっと変わってしまう感じがするものです。それくらいインパクトがあります。
だから、よく考えてやはり現状のコンフォートゾーンに留まりたいのか、あるいは本当に外に出たいのかをはっきりさせましょう。
ここでひとつお伝えしておくとすれば、現状に留まったままでは、どこまでいっても、現状の外の世界は見えないということ。
現状の外にあなたをワクワクさせるものがあったとしても、気づかないでしょう。
それはもったいないかも知れませんね。
まず一歩を踏み出せば、新しい可能性に出会えます。