いつも良い決断をしたい。特に、キャリアや結婚、それに転居など、決断した後の生活に大きく影響する大事な事については、誰でもそう思うでしょう。
でも、何が良いのかは、たいていよく分かりません。
そりゃ、人の命を奪うとか、他人の物を盗むとかが悪いことだというのは、誰でも分かります。でも、多くの事は、決断後の事の成り行きを見て、ようやく良し悪しが分かって来ます。あまり良くなかったと思った決断が、時間とともに、とても良い決断だったと思えるようになったりもします。
そもそも、何を基準に決断したのでしょうか。その基準があやしいです。
何かを決断する時に、完全情報はありません。私たちはこの世界や身の回りで起こる出来事について、いつもごく限られた知識と理解をもとに判断しています。
これは、あなたが理解しようと努力しなかったからとか、理解力がなかったからという話ではありません。脳の仕組み上、仕方がないことなのです。
脳は、目や耳などの感覚器官から取り入れた情報の全てを認識しているわけではありません。体が情報を受け取っても、スルーしているものがたくさんあります。ただ、その瞬間瞬間にあなたにとって重要な情報だけが認識に上がって来ます。【スコトーマの原理】
例えば、身体の危険に関する情報なら、多分、誰もが認識します。でも、あなたが推し活しているアーティストの情報は、きっと隣の人はスルーしているでしょう。関心がないものは、認識されません。
だから、良いとか、悪いとか言う前に、まずたくさんの情報を認識できるように、脳の準備をしておくことが、良い決断や判断をするために大事だということです。たくさんの事に関心を持つことは、その準備の一つになるのではないかと思います。
