いま生成AIが普及期に入って産業界でも学問の世界でも日常的に使われ始め、プライベートでもAIは手軽な相談相手やカウンセラーとしてチャットしながら悩みを解決してくれるツールとしても使われるようになりました。
こうした新しい技術が登場する時には、新しい種類の社会問題が発生するものです。例えば、ゲーム機が普及した時には、子どもたちが長時間ゲームをすることで勉強が疎かになったり、目が悪くなったりすることが問題視されました。その後、スマホが登場し、コミュニケーションアプリやSNSを使う人が増えて来ると、ずっと誰かとつながっていることが問題になりました。「即レス」しないといけないという強迫観念に取り憑かれるという問題です。