未来志向

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大人になると未来を描くことに不自由さを感じるようになる。それは多分、世の中の色々な事情が分かって来て、自分の思うようには物事が進まないことや、新しいアイディアには必ず反対する人が出てくることを理解するようになるからだろう。

でも、子どもの頃は自由に明日のこと、未来のことを想像出来ていた。大人になっても、子どもの頃のようにワクワクしながら、未来について自由に思いを巡らせることが出来る人は、きっと毎日が楽しいはずだ。

時間は、未来から現在へ、さらに現在から過去へと流れていく。

このブログを読んでいる人は多分聞いたことがある、時間の流れについての説明だ。

実際に時間が未来から現在へ流れているかどうかは別としても、人が生きていく上では明らかに時間は未来から現在、現在から過去へと流れ、現在に起こったことはもう二度と戻ってこず、遠ざかっていくだけと考える方が自然だ。現在にどんどん近づいて来るのは未来なのだから、今に影響するのは未来のみということだ。

過去は現在には一切関係ないのである。

私も最初、この斬新な時間の捉え方を聞いた時、頭では分かったようでも、実感として、そう捉えられなかった。でも、コーチングを学んで、未来に仕掛けていく感覚を覚えてくると、未来から現在へ時間は流れるという方がしっくり来て、過去は今に一切影響を与えないというのが当たり前になった。過去への囚われから解放されたのだ。

過去に体験したこと、経歴、これまでの人間関係など一切関係なく、未来は作っていくことができる。マインドで構築した未来が、現在に実現していく。

決められた未来が現在にやって来るのではない。自分が積極的に仕掛けた未来がやってくるのだ。つまり、マインドを使ってどれだけ未来を描けるかが、いま実現することに直接影響してくるということだ。

だから、未来をぼんやりと想像するのでは足りない。もちろん現状の外側のゴールは見えないから、想像するのはゴールのことを言っているのではない。

現状の外側のゴールを達成した時の自分のコンフォートゾーンを詳細にイメージするのだ。自分の着ている服、食べている食べ物、乗っている車などの身の回りのモノを想像するだけではなくて、普段付き合っている人、よく行く場所なども含めてどんどん具体的に描いていく。そして、具体的に描いた新しいコンフォートゾーンと自分のゴールと照らし合わせて見て、しっくり来ない部分があった場合は、ゴールを修正してもよいし、単純に描き方がまずかったのなら描き直せばいい。

そうやって描いたゴール世界のコンフォートゾーンを、今度はリアルに感じるように意識していくと、いまの自分からすっと抜け出して、新しいコンフォートゾーンに移行できる。そして、どんどんゴールに近づいて行くことが出来る。

簡単そうに思えるかも知れないが、人は過去に縛られているので、なかなか未来のことを自由に描けない。徐々に徐々に、過去から自由になりながら、未来を上手に描けるようになってくるのだ。

セルフコーチングを学ぶことによって、うまく出来るようになる人もいるだろう。でも自分一人では難しいと感じたり、少しでも早くゴールにたどり着きたいと思うなら、ぜひ、自分に合うコーチを見つけて欲しい。

(end)

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