マインドの使い方は次世代人材育成の基礎

目次 

  1. 変革を担う次世代人材
  2. 若ければ、変革できるのか?
  3. 次世代人材に最低限必要なものとは?

変革を担う次世代人材

社会全体で見れば、まだデジタルトランスフォーメーション(DX)への対応もままならないのに、生成AIの登場でもう流石にこれまでのやり方では無理だと観念した企業も多いのでないかと想像します。

そして、自らを変革していこうと決意した企業では、自分たちの未来を託す次世代人材の育成に力を入れ始めています。

その意図には、生まれた時からインターネットやスマホが当たり前だった若い人たちなら、きっとこれからの新しい時代を引っ張っていく能力や発想があるはずだという期待があるのでしょう。

若ければ、変革できるのか?

確かに潜在的な能力と柔軟に発想する力は若い人たちにあると思いますが、それらが今のままで発揮出来るのかというと、そう簡単ではないと思います。

なぜなら、最新のテクノロジーに抵抗なく馴染めるというのは優位点ですが、これまでDX化がなかなか進んで来なかった日本社会でどっぷり浸かって来た点は、高年齢層ベテラン社員となんら変わらないからです。

ビジネスを進める上での日本的常識やルール、リスクに対するスタンスや成功者に対して妬んだりする態度など、これまで何度も日本の弱点と言われて来た事は何ら解決されておらず、若ければ困難を突破出来るはずだという根拠のない期待はとても心もとないものだと感じます。

次世代人材に最低限必要なものとは?

では、潜在的な能力があり、これから長く社会に影響を与えることができる次世代人材が、期待通りに変革を牽引して行くには何が必要でしょうか?

私は、正しい「マインドの使い方」を次世代人材が学ぶことによって、一人ひとりが潜在能力を十二分に引き出しながらクリエイティビティを発揮することができ、さらにそれによって与えられた役割を果たし、ひいては社会全体が日本の弱点を克服出来るようになると信じています。

次世代人材には、マインドの使い方の技術は必須だということです。

そこでこれから、その正しい「マインドの使い方」とはどういうものなのかを紐解きながら、「マインドの使い方」を身に付けた次世代人材がどうして企業や社会の変革に対して大きな影響を与える事ができるのかを順番に見ていきたいと思います。

『次世代人材を育成する2️⃣』へつづく)