清々しい未来へ

円安に株高。米国での銀行破綻に、長引くウクライナとロシアの戦争。

コロナ禍は一段落した様子ですが、次から次へと新しい事態が発生していて、何かまだ私たちが気づいていない大きな変化が進行中なのかも知れません。

ビジネス界では、ChatGPTが生産性向上に寄与するのか、それともAIによる人類支配といった新たな問題の火種となるのかといった議論が沸騰していて、それが近未来の一人ひとりの働き方や生き方に影響を及ぼしそうです。

企業勤めのビジネスパーソンも、自らのビジョンに沿ってビジネスを展開している起業家も、世の中の変化に、しかも速度は早まり、深度は深まっていく変化に、対応していかなければなりません。

これまで、日本は高度成長期に形作られた既得権益にしがみつくことによって生きながらえて来たようなところがあり、全く新しいビジネスを展開するには理想的な国とは言えなかったかも知れません。

たとえば、大企業に勤めていれば、業界や会社のルール、慣習といったものに縛られ、必ずしも新しいアイディアに大胆にチャレンジするのは難しかったでしょう。

同じように、起業家にとっても業界のルールに逆らって参入するのは困難で、ビジネスを大きくしていくには、自らのビジョンの修正を余儀なくされるというのが現実だったのではないでしょうか。

要するに、世界の中でも特に日本という国は、「現状」にしがみ付いて、「現状」を維持できる限界まで行ってしまえ、という感じなのです。

ところが、すでに多くの人が気づき始めているように、とても現状を維持したままでは、この時代を乗り越えられそうにないのです。

さて、このような現状認識にたった今、私たちはどうすれば良いのでしょうか。

コーチという立場からひとつ挙げるとすれば、まずはマインドの使い方を変えていくことが大事です。

「現状」にしがみつく、つまりは現状維持を望むというのは、普通は人として正常な反応です。誰しも、今の居心地良さが続くのを望むものです。

けれども、外部世界が大きく変化していて、そこはすでに現状が変わってしまっているのです。それなのに、自分たちの世界(物理的なリアリティと頭の中で想像するリアリティ)だけは現状を維持できると考えるのは無理があるでしょう。それでもなお、現状維持を望むのです。

  • 外部世界が変化していても、それを見ない。
  • 自分たちから変わろうとは思わない。
  • このままでも十分にやっていけると信じ込む。

などということが起こっているのです。

でも、一度正しいマインドの使い方を知れば、それはあなたの心のあり方が変わることを意味するので、当然、見える世界も変わって来ます。新しい世界が見え始めたら、もう現状に留まりたいとは思わないでしょう。

ところでみなさんは「マインドの使い方」と聞いて、どんなことを想像するでしょうか?あまり聞きなれない言葉かも知れません。

みなさんは、これまではどちらかと言うと頭を使って考えて、別の言い方では理性によって、道を切り開いて来たのではないでしょうか。

もちろん頭で考える事は重要なのですが、これからはそれだけでは足りません。

ただ一生懸命考えて頑張っているだけでは、あなたが手にできるはずの、圧倒的な成果を得ることが出来ません。

では、「マインドの使い方」とは、どのようなことなのでしょうか。

あなたは2007年にiPhoneが発売された時、もしくは最近ではChatGPTが登場した時、どう感じましたか?

ありそうで無かった、もしくは、自分では全く思い付かなかったモノも、一旦、世の中に出てくれば、もう手放すことができません。実際、iPhoneでもAndroidでも、スマホが手放せなくなっているでしょう。ChatGPTも、いま正に業務上での使用が検討されていますが、きっとそれも仕事をする上では手放すことができないツールになるでしょう。

そのようなツール、テクノロジー、アイディアのほとんどは、他人が発明したものを使用者として使っているだけですが、本来はあなたもそれらを生み出していく側に居てもおかしくないはずです。

でも、今のあなたには「生み出す側」に回ることは、多分、現状の外なのでしょう。(でも、それは大きなチャンスを意味します!)

もし、自分は「生み出す側」に成れるわけがないと思った人も、落胆する必要はありません。こうして、今、このメッセージを読んでいるのですから。

これまで何度もお伝えしているように、あなただけではなく、誰しもが、とてつもない潜在能力を持っています。

まず第一歩として、未来思考(未来を基準にして思考すること)を心掛ければ、あなたもきっと「生み出す側」になっていけるはずです。

これまでは未来と言っても、ただ過去の延長線上にある未来をイメージしていたのではないでしょうか。そうではなくて、過去は一切関係なく、まず現状の外側にある、理想の未来を描くのです。そうすれば、その未来がやがて現実となって現れてくるのです。そのように思考することを、未来思考といいます。

この未来思考もコーチングで扱うマインドの使い方の一つですが、こうしたマインドの使い方を一つひとつ学び取っていけるのが苫米地式コーチングです。

もう未来は怖くありません。あなたのそばには、コーチがいるのですから。